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じゅんれい


じゅんれい
目ざとい狩入は、その幼獣を簡単に見つけて連れ去ることができた。

子をうばわれた母親は白分の大切な子どものあとを追ってきたことであろう。

この説は、そのような幼獣を無事に飼育するのにもっとも重要な成分、つまり乳が手に入らなかったにちがいないという根拠で論争されてきた。

けれども、この論拠はそれほど決定的なものではない。

アフリカ、米やアジアの探検家たちは、女性がサル、イヌや豚の子に授乳しているのを、たびたび観察している。

中央アジアの遊牧民の女性は、馬の子にさえ乳をやることで知られている。

また、 アフリカの家畜飼育者たちのあいだでは、女性が生命の泉[母乳]を白分の子どもと子ウシに分け与えることは、当然のことと見なされている。

このような、人間と幼獣の接触を家庭にもちこむことは、野生動物の飼い馴らしにたいそう貢献したにちがいない。

動物飼育の次の段階は、ふさわしい相手と交尾させることであった。

そこで、小さな群れが牧夫やその飼いイヌに見張られながら、入間の住居の近くで放牧され、その群れはしだいに大きくなっていった。

冬のあいだの動物の餌を確保するため、人間は暖かい季節のうちに、少なくとも草を刈ったり干したりするていどの農作業をやらなければならなかったことであろう。

こうして干草作りが工夫された。

つまり、動物飼育の起源は農業のはじまりとときを同じくしているのである。

そして、この両方の仕事の証拠は、紀元前八000年にさかのぼる。


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