Link  TOPへ戻る  >   戻る

じゅんれい


じゅんれい

じゅんれい
のはえた尾を備えていなければならなかった。

ひとたび、このような雄の子ウシが発見されると、生まれた場所の東に面する家に入れられた。

そして、四カ月のあいだミルクで育てられると、黄金色の船でメンフィス[古代ヱジプトの首都]に連れていかれた。

そこでは、豚ーの神殿のなかにあるぜ いたくに飾られた二つの部屋が、この雄ウシを待ちうけていた。

そして、ここでこの動物は最高の世話をされたのである。

雄ウシはカーペットの上で休み、走りまわるための広い場所と、自由に雌ウシを選べるハレムを 与えられた。

このウシは、神託によって神性を表した。

神託は、質問されたあとで雄ウシがどの部 屋に入るのか、また食物の提供を受け入れるのかどうかによって読みとられた。

その誕生日を視う ため、一週間にわたり供犠[いけにえを神にそなえること]と舞踏が交互におこなわれた。


お好み TOPへ戻る