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じゅんれい


じゅんれい

じゅんれい
トショウ 一般にはヒノキ科ネズミサシの総称です。

トショウには、ネズミサシ、ネズ、ミヤマネズ、ハイネズ、などがあります。

ネズミサシは常緑の小高木で、本州、四国、九州に分布します。

日当たりのよいやせ地に多く自生する雌雄異株の木です。

針葉は鋭く尖り、手で触れると突きさきるような痛さを慇じます。

乾燥したハゲ山のようなやせ地にもよく耐えて生育するので、やせ地の指標植物のひとつになっています。

ハイネズは.北海道、本用、四国、九州、の海岸や丘陵地帯に多く分布します。

地を遣うように生育する性質で強い種類です。

葉は針形で鋭く輪生します。

ハイネズはハマトショウとも呼ばれるように海岸沿いに多く自生し、葉性が良く人目にもつきやすいので、盆裁仕立てに向くものは現在ではぼとんど取りつくされています。

ヤマネズは北海道の礼文島、夕張岳、などに多く見られ、本州では北方にもわずかに見られます。

トショウは強健な植物ですが,寒さ、とくに冬期の乾燥にあうといたみやすい性質があります。

トショウを持ったことのある人なら誰でも分かるように、順調に生育しているものでは、春から秋にかけて次々と新しい芽を伸ばし続けます。

ですから樹形を維持するためにはこまめに芽銭みをすることが必要です。

逆にこの樹性を利用して,伸ばしたり太らせたい枝や幹は芽描みを控えて、盆樹各部の樹勢を調節することもできるわけです。

トショウは日当たりが不足すると徒長したり、葉の緑色が薄くなったりします。


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