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自生地の環境から学ぶ。 高温乾燥に対する抵抗力はこれまで紹介したように、樹木の耐暑性とは、高温乾燥に対する抵抗性ということになります。 当然、自生地の環境条件や、根の深浅が大きく影響しています。 その具体的な区分をしてみると以下のようになります。 本来が湿地帯に生育している樹木は、平均して耐暑性は弱い傾向があります。 また高冷 地で、他の雑木などと混生している樹種も耐暑性は小さいといえます。 白然植生で根が土壌深く張る樹種[深根性)は、鉢に上げると必然的に浅根になりますの で、耐暑性は低くなります。 逆に本来が浅根性の樹木は、鉢植え鉢にとっても耐暑性はほとんど変わりません。 高地に自生する樹木でも、岩壁などで乾凧を受けて生育しているものは、耐暑性は大きいものです。 もちろん、著しい乾燥地に自生するものは、耐暑性もかなり大きいといえます。 |