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思い出温泉宿


温泉宿
「生きた豚を持てない貧乏入は、ねり粉で豚の形をつくり、それを焼いていけにえにした」(ヘロドトス『歴史』)という。
私たちは、祭司たちのずるがしこさがここに現れていると考えてよいのだろうか。
おそらく、たいそう豚肉の味を好んだ祭司たちは、このごちそうを自分たちだけのものにするため、豚は「触れてはならないもの」であるという考えを推し進めたものであろう。
さらに不思議なことには、同じような豚に対する禁止令がヘブライ入によって引きつがれている。
しかし、ここでは別な要因によったものであろう。
すなわち、豚の悪評は、たぷん泥のなかをころげまわる習慣、あるいは、何でも食べる意地きたなさに由来したものであるらしい。
しかし、ある専門家たちは、イスラエル入が家は丸焼きの豚奮されたが・それには厳選したごちそう、鳥肉、野菜や果物が詰めこまれていた。
そして、パリパリした豚の皮だけが賞味されたので、豚はただぜいたくな料理を入れるための容器に過ぎなかったのである。
おそらく倹約のためであろうが、古代のゲルマン人は、豚をいけに.乏用いた。
そして、まもなく豚はウシやヤギのかわりに使われるようになった。

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