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思い出温泉旅館


温泉旅館
芽摘みと剪定 この樹種の特性として、新梢の葉は羽状複葉で対生ですが、伸びるに従って下葉は落葉してしまうので、秋頃には茎頂近くに密集した姿になり、途中から枝分かれすることはほとんどありません。
仕立て中の苗木の場合は、新梢が伸びはじめてきた5月中旬に、一度だけ芽摘みをして枝数を増やします。
その後に伸びる芽は摘まずに、そのまま伸ばしておきます。
全体の樹形を整える剪定は、早春の芽出し前に行ないます。
ある程度の樹形ができてきたら、不要な徒長枝は、生育中でも元から切り取っておきますが、その他の新梢の芽摘みはしません。
全体の樹形を整える剪定は、仕立て中の若木と同じく、春の発芽寸前に行ないます。
針金かけ 幹や枝が直線的に伸びる樹種なので、多少は針金による矯正が必要ですが、強い模様をつけるとこの樹種らしさを失うので、できるだけ剪定で樹形を作ります。
針金を掛ける場合の適期は、植え替え直前か、新梢の伸びはじめた5月中旬に行ないます。
病害虫 アブラムシやヵイガラムシが生育期に発生するので、殺虫剤で薬殺します。
病気は日陰で栽培するとウドンコ病が発生しますが、直射光下で栽培すればほとんど発生しません。
殖やし方 実生や取り木が簡単にできます。
実生は前年の秋に完熟した黒色皮に覆われた仮種子を採取し、翌年の春に播種します。
播種床の土は植え替えに用いた粒土でかまいませんが、粒の大きさを5nm以内にします。
播種した年はそのまま伸ばし、翌年の春に単鉢か寄せ植えします。
取り木は環状剥皮法で6月中旬に行ない、9月中旬には発根しているので切り離せます。

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